5月25日(水)11時から静岡英和学院大学新館5階講堂にて,活動報告会が行われました.
はじめに,岩手県山田村での支援活動の報告がありました.引き続いて,ユニセフ活動参加の報告です.
報告によれば,被災者の方達のニーズ調査に参加したとのこと.このニーズ調査は,支援活動を継続的に続けていく上では,必要不可欠な仕事ですね.実際には,「被災した方にかける言葉を選んでしまいがちになり,円滑なコミュニケーションも図りにくかった」のだとか.でも,その中で「自分が被災者になったらどうなのか?」それを現場で深く考えることが出来たとのことでした.とても貴重な体験です.
また,別のボランティアではこんなものも・・・.がれきなどを撤去しなければならない状況の中,ブルドーザーなど重機が使えない場所があるそうです.そこで,一般ボランティアの方々と力を合わせ,がれきの撤去作業.「協働を実感しましたと」のコメントもありました.
一方,ユニセフボランティアは,被災地の子どもたちと一緒に過ごす時間を作ったとのことでした.被災地の子どもは,避難所の中で大きな声を出したり,遊んだりが出来ない状況が続いています.そこで,一時でも震災のことを忘れて笑顔でいて欲しいという気持ちで,子どもたちとの交流を行ったとか.「子どもたちの状況はわからないけれど,『ありがとう』と笑顔を見せてくれる子どもたちに勇気をもらった気がします」との報告でした.
スタッフの一言コメント
まずは中国の留学生です.
「四川の震災の時に私たちは本当にお世話になりました.私も出来ることをします.みんなも出来ることを続けていきましょう.」とエールをくれました.
そして日本人学生スタッフが続いてコメントしました.
「被災地には非日常があります.日常の当たり前の有り難さを忘れないようにしたい.」
「Pray for Japanという本があります.その本の中に『100回の頑張れよりも1回一緒に頑張ろう』というフレーズがあります.出来ることからはじめませんか?」
「今日の話を聞いて,家に帰って『こんな話が大学であった』と家庭で会話して,『コンセント抜いて節電しようか』何でもいいんです.出来ることからやりましょう.」
報告会が終わった後,参加したスタッフの一人,コミュニティ福祉学科の見城陽子さんに少しだけ話が聞けました.「私は後半のユニセフボランティアで参加しましたが,やはり,子どもさんの被害状況が違っていて,親を亡くした子どもさんもいるし,避難所に家族でいる子どもさんもいる.言葉を選ぶことに慎重になりました.みんな笑顔で喜んでくれたのですが,本当の深いところは辛いものを抱えていると思うんですよ.だからこそ,継続的な支援が必要ですね.」と話しをしてくれました.
スタッフの皆さん.本当に有り難う.本当にお疲れ様でした.
この支援の心が多くの人に伝わりますように・・・.
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