ボランティア講演会が静岡英和学院大学のボランティア委員会主催で開催されました.
テーマは,
「ともに生きるということではなく,ともに生きているということに気づく~ぼくがゲイでよかったこと」
平良愛香(たいらあいか)さんです.
これはとっても良い講演会だったので,報告したくって,ブログに上げてしまいました.すぐにボランティアセンターやボランティア委員長の木下先生のブログにアップされると思いますが,地域福祉学科のブログでも紹介させていただきます.
平良さんは,ゲイであることをカミングアウトして牧師さんになった方です.ものすごく深い話しを簡単に,そして面白いエピソードを交えながら講演をしていただきました.80分間の話しは内容が充実していて,あっという間でした.
その中で平良さんがみんなに伝えたいことは何かを考えてみました.
1つ上げるとするならば,「世の中が多様で社会は少数派の集まりで構成している」と言うことでしょうか.
ある物差しで分類すれば,ある人は多数派になるでしょう.でも,その多数派の人も別の物差しで見たときには少数派になっているかも知れないのです.その物差し次第では,自分の隣にいる人が,少数派かも知れないし,ある時は,自分が少数派かも知れません.
その少数派の存在をキャッチする能力があって,少しでも知ろうとしてこそ,幸せな世の中がつくれるのだと言うこと.そして,その存在自体を知らないこと,あるいは身近にいないと考えていることが,人につらい思いをさせているのだと,平良さんは教えてくれたような気がします.
これは,ゲイも,エイズも,性同一性障害も同じだと思いますね.
「みんな違うけれども一緒にいる.そして社会を構成している」と言うことを,私たちは忘れてはいけないと感じました.そして,少数派の人の意見に耳を傾けることの出来る世の中をつくるためにそうしたらいいのかを考えなければならないと思いました.
今回の話しはゲイというセクシャリティのことを題材にしていただきましたが,これは多くの人権問題に関わる話しです.この話しをきっかけにみんなで人権問題を話し合ってみませんか?