2012年3月15日木曜日

職業紹介イベント.終了!「ありがとうございました」


3月10日コミュニティ福祉学科では,職業紹介イベント『福祉・保育を目指す高校生のあなたへ:色々な仕事を知ろう』を開催いたしました.

このイベントは,福祉と保育の多様な職業を知っていただくための機会を提供することが目的です.福祉・保育の職業に関する情報を提供し,働くことによる社会貢献を考える機会にしてもらうために,各方面のプロフェッショナルな方々に,お話しをしていただきました.


社会福祉の仕事として次の3人のゲストにご講演いただきました.
「地域で暮らす高齢者の幸せを支える仕事」と題して,静岡市清水区松原地域包括支援センター:川福晃司さんにお話しを頂きました.
情熱的な方で「この仕事の関わる人を多くしたい」と熱い思いを伝えていただきました.

「生きづらさを抱える子どもの心に寄り添う仕事」と題して,子どもと家族の相談室・寺子屋おーぷん・どあ:川口正義さんにお話しを頂きました.
子どもの声に耳を傾けることで,子どもが自分らしい人生を歩んでいくことのお手伝いができるというやりがいを語っていただきました.

「国境を越えて・・・海外の人々を支援する仕事」と題して,日本赤十字社国際部国際救援課:代田香苗さんにお話しを頂きました.
「不利益な人の役に立ちたい!」そのためには何が必要かを見定めることが必要だとお話しいただきました.

保育士の仕事として本学教員と3人の卒業生に職業紹介をお話しいただきました.
本学の大島道子先生と卒業生の有ヶ谷珠穂さんがペアとなって,「子どもの虐待や不登校への支援」をテーマとして扱っていただきました.
写真などを使って業務内容を説明していただき,参加者からも児童養護施設のことについて理解が深まったとの声がありました.

また,次のテーマとして「子どもが通う園や子どもが暮らす施設での保育」を扱いました.スピーカーは本学の永田恵実子先生と卒業生の栗山風花さんです.
保育士の周辺資格と免許についてお話しをしていただき,まさに多様なお仕事であることが実感できる内容でした.そして,卒業生のお話では,身近な先輩がこのような体験をして社会貢献しているということが伝わって,これから職業を目指す立場の人には,貴重なコメントだったと,参加者からの声がありました.

最後は「開発途上国の子どもの保育」ということで本学の岡本弘子先生が,ご自身が参加されたスリランカ,東ティモールなどでの青年海外協力隊の体験を語っていただきました.
識字率が低いため,現状の保育の内容には問題点も多いが,何とか子どもたちの居場所をより良いものにしたい!という気持ちが伝わってくる内容でした.
参加者からは岡本先生の世界観に影響を受けましたという声がありました.

すべての先生方からお話を伺ってから,第2部のフリートーク,質問コーナーに移りました.複数のブースに分かれてから,それぞれの講師の先生に,話しの要点を短時間でおさらいしてもらいました.そして,話題を共有できる状態にしてから,講師の方々に質問をさせていただきました.

活動内容の詳細はもちろんのこと,仕事の心構え.そして,その仕事に就くまでにご自身が心の中に抱えていた葛藤など,心模様の変化に至るまで,深い話しのやりとりがありました.

参加者の方のコメントです.「自分の仕事について自信をもって話しができることはすごいことだと思います.最終的に何がやりたいのかをこれから見つけたいと思います」と話してくれました.

参加していただいたお一人お一人の将来のために,この会が役に立てば本当に嬉しいです.
有り難うございました.







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